ALTの授業
現在、こどもの小学校のALT(外国語指導助手)の英語の外国語活動は、5年生から、となっています。
ALTとはAssistant Language Teacherの略で、こどもの学校でも、ネイティブスピーカーのアメリカ人の男性が、英語の取り組みをサポートしてくれています。
ALTは、学校に常駐しているのでは無く、来校予定日が決まっていて、年間の学校予定表に明記されています。
その中で、5、6年生の授業予定の入っていない来校日があり、他の学年もALTと交流することができます。
先日、小学1年生になって、初めてのALTとの英語の取り組みがありました。
内容を、こどもから聞くと、こんな感じでした。
・ALTの自己紹介:名前、出身、好きなものなど
・子どもたちに質問やクイズ
・英語を使ったゲーム
こどもの学校のALTは、フレンドリーで、こども達に人気があります。
「先生とお話できたし、遊べたし、楽しかった!」
「先生の質問にも、手を挙げて答えられたんだよ。」
と、帰ってきてから、嬉しそうに言っていました。
そして、先生の名前を覚えて帰ってきました。(今まで知らなかったみたい。)
やっぱり、学校で皆でやると、英語を使って遊ぶことも、より楽しいみたいです。
公立小学校でも、1年生が楽しい!と思える、ネイティブスピーカーとの英語の取り組みが出来るようになったんだなあ。
やっぱり、私たちの時代とは違うんだなあ、と感じます。
英語教育の変化
小学校の英語教育は、2020年に変わります。
・小学3年生から外国語活動(週1回)
・小学5年生から教科としての外国語科(週2回)※成績がつく
そして、小・中・高一貫した5領域別の目標を設定するとのこと。
「聞く」「読む」「話すこと(やりとり)」「話すこと(発表)」「書く」
2018年から段階的に実施されるので、もうすぐですね。
こどもの小学校では、3年生になる2018年には、英語の外国語活動が始まる予定です。
外国語活動は英語でのコミュニケーション能力や、ことばへの関心を高めるためのものなので、どんどんやってほしい!と思っていたのですが。
実際、同じ小学校の現在の5年生は、「学校の英語、楽しいよ。」と言っていました。
でも、小学5年生からの教科としての外国語科で、中学受験にも英語が必要になってくるでしょうね。
そして、2020年から、大学入試が変わります。
高校受験、大学受験でも、英語は、「話す」「書く」という、今の日本人の苦手な能力が、より必要になりそうです。
英語教育が変わり、英語のコミュニケーション能力が上がれば良いのですが、受験のための英語で、子どもたちが追い詰められないか、と心配にもなります。
中学校からは、授業は外国語で行うのを基本にするとのことですが、教育する側も、果たして本当にしっかり指導できるのでしょうか?
そんな変化の時期、真っ只中のこどもを持つ親としては、英語の教育の変化を、前向きに捉えつつ、状況の変化をしっかり見ていきたいと思います。