アメリカの小学校ではこうやって英語を教えている -英語が話せない子どものための英語取得プログラム ライミング編-
最近、DWE(ディズニー英語システム)が停滞していることもあって、子どものおうち英語について、改めて考えてみたいと思っています。
そこで「アメリカの小学校ではこうやって英語を教えている―英語が話せない子どものための英語習得プログラム ライミング編」を読んでみました!
・アメリカには英語を話せない子どもが多い?
英語が「話せない・読めない・書けない」子どもが多くいる、移民の国アメリカ。
親とは母国語を話すので、なかなか英語が身につかない。
そんな子どもたちにのために、アメリカの小学校で採用された「フェネミック・アウェアネス」という英語学習方法が紹介されています。
第二外国語として英語を学ぶ子どもたちが、まず何から始めるのか?ということがわかって、なかなか面白かったです。
ただ、家庭での英語育児に、すぐ役立つという感じではないのですが。
・「フォニックス」の前に「フェネミック・アウェアネス」?
「フォニックス(文字と発音を組み合わせて指導する方法)」の前に、「フェネミック・アウェアネス(音素認識)」で耳をきたえるというものです。
英単語の中の音を、細かく耳で拾っていくようなイメージを持ちました。
・ライミングとアリタレーション
本には、「フェネミック・アウェアネス」の様々なステップについて書かれています。
・ライミング:同じ音で終わる言葉
・アリタレーション:同じ音で始まる言葉
が、特に大切なようです。
英語の絵本には、ライミングってたくさんでてきますもんね。
本の中には、具体的な実践方法が紹介されています。
「言葉遊び」のような感じなので、子どもたちは楽しいだろうなあ、と思います。
ただ、音声教材もついておらず、すぐに実践となると、我が家では難しそうなのが残念です。
内容も、英語の指導者向けのような感じです。
指導者が、英語を話せるアメリカの小学校と同じことをやるのは、なかなか難しいですよね。
英語教室や、サークルの主催者なら、実践できるのかもしれません。
・我が家でできること
絵本も紹介されているので、まずは、ライミングやアリタレーションをがたくさんある英語絵本を、音読することから、取り入れてみようかな、と思います。
あとは、「マザーグースの早口言葉」なども良さそうです。
本の中では、他にはも、子どもが毎日Eテレで見ている「えいごであそぼ with Orten」でもやっているような、「音素と発音」についても書いてありました。
「ラ、ラ、ラ、ライオン」とか、1つの音を繰り返すことも無駄ではないんだなあ、とわかって良かったです。
家庭で実践するのは難しそうですが、内容は興味深かったので、同シリーズの本「アメリカの小学校では絵本で英語を教えている 英語が話せない子どものための英語習得プログラム ガイデッド・リーディング編」も引き続き読んでみようと思ってます。
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